年収380万→530万|LAPRASだけ・1ヶ月・内定1社。それでも成功した話と、やっておけばよかったこと
実力ついてきたのに、年収だけ置いていかれてる感覚
バックエンドエンジニア歴2年、転職で年収380万から530万に上がったはるです。
2年やって、一通りのことは自分でできるようになった実感がある。APIの設計も、コードレビューも、障害対応も。1年目の自分と比べると、明らかに違う。
なのに、年収は入社時からほぼ変わっていない。
ある日、転職ドラフトに登録してみた。スカウトの想定年収を見て、ちょっとびっくりした。今の年収より高い会社ばかりだった。友人に「うちって年収いくらだっけ」と聞いてみたら「え、それ低くない?」と返ってきた。
このとき初めて気づいた。ぼくが低評価なんじゃなくて、自分の市場価値と今の年収がずれているんじゃないか、と。
そこから転職の情報を集め始めた。結果的にLAPRASだけで1ヶ月、内定1社、年収交渉もなしで530万になった。この記事はその体験と、振り返って「もっとこうすればよかった」と思っていることを書いたものです。
LAPRASに登録してから内定まで、1ヶ月で起きたこと
「LAPRAS 転職って実際どうなの?」という人のために、ぼくのスケジュールをそのまま書いておく。特別なことは何もしていない。ただ淡々と進めた1ヶ月。
1週目:登録とプロフィール整備
LAPRASに登録したのは日曜の夜。GitHub連携を済ませると、自分のOSS活動や言語使用状況が自動でスコアに反映された。そのあとスキルシートを記入した。職務経歴書ほど重くなくて、箇条書きで書いていける形式だったので、1〜2時間で一通り埋まった。
ポイントは「得意なこと」だけじゃなく「やってみたいこと」も書いたこと。スカウト型転職エンジニア向けのサービスはここを見ている会社が多い、と後から知った。
2週目:スカウト受信とカジュアル面談
登録から数日でスカウトが届き始めた。件数は16件。自社開発の会社が中心で、受託系はほぼなかった。
スカウトの文面は会社によってかなり違った。「プロフィールのどこを見て声をかけたか」が具体的に書いてある会社と、定型文をそのまま送ってきている会社では、最初から温度差がある。ぼくはスカウト文に具体性のある会社を優先して返信した。
カジュアル面談は10社と話した。カジュアルといっても実質的に最初の選考だと思っていたほうがいい。「うちの開発どんな感じですか」と聞きながら、向こうも「この人と働けるか」を見ている。
3週目:本選考と面接
カジュアル面談を経て、4社から本選考に進んだ。4社とも2次選考まで突破した。面接の回数は会社によって1〜2回。コーディングテストがあった会社もあれば、面接だけで完結した会社もあった。
面接で聞かれたのは技術的な話よりも「なぜその設計を選んだか」「チームの中でどう動いたか」という文脈の話が多かった。準備は「過去に関わったプロジェクトで、自分がどういう判断をして、どういう結果になったか」を整理しておくだけで十分だった。
4週目:内定と年収提示
4週目の半ばに内定の連絡が来た。年収提示は530万。登録前の年収が380万だったので、150万の差。年収交渉はしていない。提示された数字がそのまま転職後の年収になった。
「もっと交渉すればよかった」という後悔は正直ある。でも提示された金額が想定よりずっと高かったので、その場で反応できなかった。スカウト型転職エンジニアとして動く場合、事前に「この年収以下なら断る」という自分の基準を持っておいたほうがいい。
年収交渉なしで150万上がった理由
「交渉したんでしょ?」とよく聞かれる。していない。提示された530万をそのまま受け入れた。それでも150万上がった理由は、転職の構造が違ったから。
ふつうの転職は、自分から求人を探して応募する。そこでの年収交渉は、ある意味「値切り交渉の逆」で、企業側が想定している金額を引き上げようとするやりとりになる。上げ幅には限界があるし、無理に引き上げると内定が取り消しになるリスクもある。
スカウト型は構造が違う。企業側がぼくのプロフィールを見て「この人を採りたい」と思って声をかけてくる。提示される年収は、その企業がぼくに払ってもいいと判断した金額、つまり市場評価そのものだ。交渉で引き上げたわけじゃなく、最初から正当な価格が提示された。
今の年収が低いのは、実力が足りないからじゃない。入社時に決まった条件に、ずっと縛られているから。日本の多くの会社は、入社後の年収改定が保守的だ。外に出ない限り、その数字はなかなか動かない。
ぼくの場合、転職ドラフトやLAPRASで想定年収を見た時点で、すでに市場とのずれに気づいていた。あとは実際に市場に出てみただけで、相場に見合った金額がついてきた。
テクニックを使ったわけじゃない。「自分の今の年収が適正かどうか、外から確かめてみる」それだけのことだった。もしぼくと似た状況の人がいるなら、まずLAPRASに登録してスカウトの想定年収を見てみてほしい。数字を見るだけでも、自分の市場価値がどのくらいかわかる。
振り返って、エージェントも使えばよかったと思う理由
結果だけ見れば、うまくいった転職だと思う。1ヶ月で内定、年収150万アップ、満足している会社に入れた。でも振り返ると、一つ後悔していることがある。
LAPRASだけで動いたせいで、選択肢が「声をかけてくれた企業」に絞られていた。
スカウト型の構造上、自分からアプローチすることはほぼない。企業側が見つけてくれるのを待つ形になる。それ自体は悪くないけど、裏を返すと「自分が知らない優良企業には辿り着けない」ということでもある。
エージェントを使っていれば、担当者が「こういう会社もあるよ」と情報を持ってきてくれる。スカウトでは声がかからなかった会社、求人サイトに出ていない非公開求人、そういうルートがある。ぼくはそこにまったくリーチできていなかった。
もう一つ気になっているのは、530万が本当にベストだったのかどうか、いまだにわからないということ。内定は1社しかなかったから、比較のしようがない。「もっと高い会社があったかもしれない」という感覚が、転職後もしばらく残っていた。
「スカウト型 + エージェント型」を併用していたら、選択肢も増えるし、「ここが一番いい」と納得して決められたと思う。LAPRASは優秀なツールだけど、それだけで完結させるのは、今となっては少しもったいなかったと感じている。
このブログで、転職の情報収集を一緒にやっていく
ぼくと同じように「実力はついてきたのに年収が追いついてない」と感じているエンジニアに向けて、このブログを書いている。
職務経歴書の書き方、面接で評価されるスキル、転職エージェントの比較。転職の情報収集で必要になることを、ひとつずつ記事にしていく。
ぼく自身がLAPRASで転職した話はこの記事で書いた通り。面接で実際に評価された技術スキルや経験については別の記事にまとめてある。「自社開発の会社ってどんなスキルを見てるの?」が気になる人はこっちも読んでみてほしい。
転職を急いでいるわけじゃないけど、何となく現状に引っかかりを感じている人ほど、情報だけでも先に集めておくといいと思う。知っているかどうかで、動けるタイミングが変わる。
まとめ
年収380万→530万、使ったのはLAPRASだけ、期間は1ヶ月、内定は1社。それがこの転職のすべて。
交渉も特別なテクニックもなかった。「市場に出てみたら、適正な金額がついてきた」それだけのことだった。
振り返れば、エージェントも併用すればよかったという後悔はある。もっと納得感のある選び方ができたはずだから。その話は今後の記事でちゃんと書いていく。
まず一歩として、面接で評価されたスキルの話を記事⑤にまとめているので、自社開発への転職を考えている人はそちらも見てみてほしい。